センシンレンの効果
古くから東南アジア、南アジア、中国、北欧などではセンシンレンが病気の予防や治療に使用されていたという事は紹介しましたが、実際にセンシンレンにはどのような効果が期待できるのでしょうか。
センシンレンは様々な研究結果から肝臓機能に対する効果(肝臓の重要な働きの一つである胆汁の分泌を促進し、血中アルコール量の低減効果)や風邪の症状に対する効果、血中脂質に対する効果などが期待されています。
インドで有名なアーユルヴェーダ医学ではアンドログラフィスの苦味に強壮作用があるとされており、また熱をとりのぞき炎症を抑える働きがあるとの言い伝えられていることから発熱、咳、胃腸炎、皮膚炎、疾患等に利用されてきた歴史があります。。
インドのとある地域ではハーブをそのまま利用し、発熱は腹痛の対処法に使用されるなどインドの人には伝統的に馴染みのあるハーブとなります。
中国では「穿心蓮」 と呼ばれ、アーユルヴェーダと同様に感染症の予防や疾患の対策、皮膚の炎症や火傷等の化膿を予防する目的などに用いられてきました。
タイやマレーシア、ベトナムなどの東南アジア地域でも発熱や腹痛、下痢などに使用されており、2020年から世界的に広がった新型コロナウイルスの感染拡大の際もタイやマレーシアではワクチンを思うように確保出来なかったため、政府主導でセンシンレン(タイ語でファータライジョーン)の生産拡大を指示するなど、様々な面で使用されています。」